
salon オンラインサロン
これまでマダネ プロジェクトでは、子どものいない女性同士が集まり交流できる場をつくってきましたが、コロナ禍以降はオフラインでの開催が難しくなりました。
2020年8月よりオンラインでの活動に切り替え、Zoomを活用した会は続けていますが、「もっと気軽に交流できるオンラインコミュニティが欲しい」との要望が多数寄せられていました。
以前のように気軽に人と会えなくなり、オンライン上での交流はスタンダードに。私たちも新たなコミュニティの形として、キャンプファイヤーコミュニティ内にて、オンラインサロン「つながるサロン」を開設しました。
マダネ プロジェクト「つながるサロン」概要
● サロン名:マダネ プロジェクト「つながるサロン」
● 参加資格:子どものいない女性限定
● 会費:月額980円
● 使用するチャットツール:Discord
● 主な内容:サロンメンバー同士が交流できるチャットルーム、サロンメンバー同士でおしゃべりできる部屋(不定期)、サロン限定「子どもがいない女性のインタビュー記事」、子どもを持たない生き方に関するトピック情報など
【サロンの詳細・入会申し込み先リンク】
マダネ プロジェクト「つながるサロン」

サロンメンバーの声

須藤葉子さん(仮名)
43歳・事実婚・パート勤務
マダネ プロジェクト参加回数:6回

オンラインサロン入会動機
30代後半、このままだと子どもは持たないんだろうなといろいろ調べ出し、たまたまくどうさんの本をみつけて読み、本の著者情報からマダネ プロジェクトを知ったような気がします。その頃はまだ子どもを持たないと決断していませんでしたが、本を読んで、子どもを持たなくても生きていけるかもしれないという安心感を得ました。
それから数年後にオンラインのイベントに何度か参加してみると、自分が想像
していた以上にさまざまな子どもを持たない理由や背景をお持ちの方がいらっしゃって、それを知るだけでも驚きがありました。また、何よりも勇気づけられたなと思っています。もっと、子どもを持たない方と話してみたいなと思いサロンがオープンして約1か月後入会しました。


入会して良かったこと
「子どもが苦手だと思う自分でも良い」という気持ちをはじめ、自分自身が許せるようになったと思います。ここに私の居場所があるという安心感を得て、生きるのが楽になったといったらよいのでしょうか。長年悩んでいた家族関係や子どもを持つ、持たないという葛藤から抜け出せるきっかけの一つがマダネ プロジェクトです。きっかけが何というのはハッキリしていないのですが、他にも悩んでいる子どもがいない方々とその生き方を知り、もう縛られない、それでも良いんだと思える自分がここにいます。
オンラインサロンを通して本も読むようになりました。これからはジェンダー
関係の本などをもっと読んで知識を増やしたいなと思っています。また、サロンでは、オンラインサロンでの出会いを通じ、そこからリアルでもつながりたい。イベントがさまざまな地域でもあると嬉しいですね。

笹野楓さん(仮名)
52歳・既婚・アルバイト
マダネ プロジェクト参加回数:3回

オンラインサロン入会動機
夫が見つけてきたくどうみやこさんの本がきっかけでマダネ プロジェクトを知りました。夢中で読んで、すぐにZoomでのマダネの会に参加して、翌月にはサロンにも入会しました。住んでいる地域にファミリー層が多くて、ママ友はすぐに横のつながりができるのに、子どもがいないと横のつながりができにくいなといつも感じていました。しかも私の場合、正社員で仕事をしていないですし、闘病生活が長かったこともあって友人とは疎遠になっていました。
誰かと話していても「子どもがいないと自由でいいわね」なんて言われると会話を続ける気力もなくすというか...。だから同じ境遇の方、同じ思いをしている方がこんなにいると知ってびっくりしました。子どもがいないという共通点だけでつながれる、なんでも話せる場があると知って本当に嬉しかったですね。

入会して良かったこと
サロンに入会して1年になりましたが、同じ思いをしている人がこんなにいるんだという安心感があって精神衛生上、いいんです(笑)。サロンの皆さんは上手に気持ちを吐露されるので、私の気持ちを代弁してもらっている感覚もあります。でも一方で、「こんなことがあった」「こんなのを食べた」、そういう何気ない話題でも普通に盛り上がれます。
同じ境遇でもバックグラウンドはそれぞれ違って、いろんな事情、いろんな経験、いろんな思いを聞けるので、相手にレッテルを貼らずフラットでいられるんです。そういう方たちとつながっていられるだけで気持ちを強く保っていられますし、子どもがいないことで遠慮していたけれど、もっと自然のままでいていいのかなと思えるようになりました。
